クリーン言語テクニシャンのプラクティス例
1.このプラクティスセッションにおいてクライアントさんのテーマは、近頃子供に怒りっぽくなってることへの対処でした。ズームによるプラクティス。
2. クライアントさんのテーマは自分が「老いる」ことへの怖れに対処したい、です。このセッション例はまだ掲載していません。セッション記録というよりはナラティブの流れを掲載する予定です。
セッション記録では、実際の言葉をより簡潔に記しています。
(期間限定の公表に関して、クライアントさんの承諾を受けています。)
(著作権はディビッド・グローブ・セミナーズジャパンが所有しています。)
セッションはT-1時間連続帯の枠組みに沿って展開していきます。T-1時間連続帯は、ディビッド・グローブとパートナーのカイ・ディビス・リンが共同で開発したモデルです。
プラクティスセッション例1:炎と焼野原と碑
ズームによるセッションでも、始めにクライアントさんはどこに位置したいか、クライアントさんはコーチにどこに位置して欲しいかを尋ねた。
セッションの始まり:CLはクライアントさんの言葉。コーチの言葉とナラティブのプロセスの記述は、青字で記されています。
そして、あなたは何が起こって欲しいですか。
CL :怒りっぽくなっているので、多少でも怒りを鎮めたい。
そして、怒りっぽくなっているので、多少でも怒りを鎮めたい。そして、多少でも怒りを鎮めたい時、怒りっぽくなっていることをどのようにして分かりますか。
CL:娘が何かやった時、必要以上に怒ってしまう。
そして、必要以上に起こってしまう時、それはどこにありますか。
CL: 後ろ
後ろのどのあたり?
CL: 後ろ。外側の全体
そして、後ろ、外側の全体の時、それに形や大きさはありますか。
CL: 私よりも少し大きい、ひとまわり大きい人形(ひとがた)
ひとまわり大きい人形(ひとがた)そして、それは、何のようですか。
CL: 人形(ひとがた)というよりも不動明王の後ろにある火炎。強い炎のよう
そして、後ろにある強い炎。後ろにある強い炎はどのような炎ですか。
CL: 触ると熱いやけどをしそうな。相手を燃やしてしまう、傷つけてしまいそう。
(クライアントさんの言葉を繰り返して)そして、後ろにある強い炎について、他に何かありますか。
CL: めらめらしている感じ。
(クライアントさんの言葉を繰り返して)そして、それについて他に何かありますか。
CL: ありません。
(クライアントさんのメタファーが導かれた後の言葉を要約し、炎の願望を尋ねる)
CL: 炎はもっと燃えたい。
ナラティブは以下のように展開された:コーチは炎の願望を達成させる条件について尋ねると、その条件の一つは、「風が吹く」であった。ナラティブのプロセスで、足がふいごが忙しく踏んで風が吹く条件は満たされ、炎は大きくなる。炎はふいごがなくても自分でどんどん大きくなっていく。)
そして、次に何が起こりますか。
CL: 広がるというより燃えてどんどん高くなる、伸びてゆく。雲の上は向かって伸びていく。空気のないところまで行って、やっと止まる。
そして、次に何が起こりますか。
CL: そこから先は上ではなくて横に広がってゆく。
そして、次に何が起こりますか。
CL:上から火が落ちてきて下を全部燃やしてしまいます。
(クライアントさんの言葉を繰り返して)それは何の様ですか。
CL: 焼け野原。火はもう消えていて焼け野原だけが残る。(T+1の時間枠に入りかけている)
(T+1の環境を発展させていくと、その焼け野原では、火は消えていて、水が湧き、周りには人がいない、植物の芽が生えている感じ、とナラティブは展開する)
CL: 小さな植物の芽が咲き始める、黒い焼けたところから緑がちょこちょこ見え始める。
そして、次に何が起こりますか。
CL: 何も起きない。そのまま。
そして、何も起きない、そのままの時、どの様なそのままですか。
CL: う〜ん。とても静か。
そして、とても静か。そして、とても静か、は何の様ですか。
CL: 余計なものはない。自然の音しか聞こえない。無、という感じ
(コメントとして、ここでテンポを落として、少し立ち止まって、「無という感じ」をさらに発展させても良かった)
そして、次に何が起こりますか。
CL: そのままずっと続いている。
(更にナラティブを発展させると、「燃えた方の後の方が自然な感じ」「火も必要だったのかな」「新しいものが出てくるので」というクライアントさんの言葉が続く。)
CL: 新しい芽、水とか。そういうものに気づくとか。
そして、気づく、はどこにありますか。
(この質問からはクライアントさんの答えが出てこなく、別の質問に変える。)
そして、他に何かありますか。
CL: そこに新しい芽が生えていて、周りは晴れている。
そして、それについて他に何かありますか。
CL: 一緒にそれを見ている人がいる。私の後ろとか横とか、ああ人がいたんだなあ。(以前には人はいなかった)
そして、どの様な人?
CL:私の娘だったり、家族だったり、関係するひとだったり。知らない人ではない。
そして、他に何かありますか。
CL: その人たちが、ああ、燃えちゃったね、と別に怒って言ってなくて一緒に見ている。
そして、次に何が起こりますか。
CL: 家族以外は、じゃーそれで、と帰っていって、それぞれの場所だったり。私の側には家族が残る。
そして、次に何が起こりますか。
CL: 私たちもどこかに帰るのかなあ。
そして、私たちもどこかに帰るのかなあ、そして私たちはどの様な私たちですか。CL: 離れない私たち
そして、離れない私たち。(焼け野原以降の言葉を要約した後)身体の後ろにあった炎にどの様な違いがありますか。身体の後ろにどの様な違いがありますか。
CL: 炎だったのが、背中を通して手に行って赤い塊として手の中にある。赤い塊。熱くもなくて。 手の中にある。
(メタファー同士の結合を試みる)(修飾の言葉を加えて)熱くない赤い塊は(焼野原を形容する形容詞を加えて)焼野原に行くことに関心があるでしょうか。
CL: はい、あります。
そして、できますか。
CL: はい。
そして、次に何が起こりますか。
CL: 満足してそこにいる。
そして、次に何が起こりますか。
CL: そこを守るものになるのかな。
そこを守るものになる時に、それは何のようでしょうか。
CL: 昔、ここで何がありました。。。。。という火がおさまりました、を語る碑。質素で簡素な碑
そして、セッションの終結時点では、クライアントさんは、炎が存在した場所には「石のような冷んやりとした感覚。碑のような感覚。もっと固い強くてしっかりとしたものに変わっている。」と感想を述べられた。
セッション後、数週間後に、子供に接する時とそれ以外の場面でも気持ちが穏やかになった、という感想をいただきました。
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